関東大会振り返り
第24回U15関東大会が昨日幕を閉じました。
自分自身、U15年代の関東大会を帯同するのは初めてでした。
多くの選手も初めての関東大会であり、難しさはあったと思います。
チームは昨シーズン2回戦でくしくも今大会の決勝の相手に敗れ、全国大会に出場できず悔しいシーズンを過ごしてきました。
今シーズン、東京都予選を優勝で通過し、東京都第1代表としての出場した関東大会。
残念ながら決勝で敗れてしまいましたが、チーム全員で過酷な日程を乗り切ったこと、クラブ最高位の準優勝で終えたことはとても素晴らしいことだと思います。
U15年代の選手のクオリティはどのチームも変わらず、戦術的に整備されてるチームが勝利をものにしたと個人的に思います。
自分は主に分析としてベンチに入りました。
『相手のシステム』、『攻撃、攻→守、守備、守→攻の振る舞い』、『どこにスペースができるのか』、などなど分析をします。
分析をして終わりではなく、そこから『どこに優位性を出すのか』、『どうビルドアップをしてゴールまで行くのか』、『どうやって相手の前進を妨げるのか』、などを考えます。
本来、試合前にそれらを全て終わらせて試合に挑むのですが、トーナメント、そして日本の育成年代では難しいです。
まず映像が入手困難ですし、入手できたとしても2日で3試合戦うレギュレーションでは到底準備できません。
なので前半である程度、分析して後半はそれをもとに手段を考えます。
3回戦、準決勝は、用意した手段がはまり勝利を収めることができました。
決勝は今まで対戦してきたチームより戦術的に整備されており、選手のクオリティが高く、ウィークポイントも確実にカバーしてくるとてもレベルが高いチームでした。
もちろん分析をしてそれをもとに手段を考えました。
この試合はとても頭を悩ませられました。
30分だけでは有効な手段に到達できませんでした。
自分の実力不足を痛感しました。
負けた原因はこれが全てではありませんが、非常に悔しい。
しかし、自分たちの現在位置を確認できた。
そして、全国の頂点に近い位置も確認できた。
突然ですが、登山の話をします。
頂に登りたければ、頂の位置を知らなくてはいけません。
頂の位置を知っていても現在位置が分からなければ、どんな道を歩めばいいかわかりません。
頂の位置、そして自分たちの現在位置がわかれば、自ずと歩まなければいけない道が見えてくるはずです。
この関東は頂の位置、現在位置がわかったとても有意義な大会だったと個人的思います。
あとは歩まなければいけない道を確実に歩むだけ。
それも自分を信じて、一緒に歩む仲間を信じて。